河川・砂防
河川・砂防
気候変動に伴う豪雨災害の激甚化により、これまで経験したことのない事象が多く発生しています。
また、人口減少や少子高齢化など社会が大きく変化している中、
流域の全員が協働して水災害対策に取り組み、情報を共有・活用していくことが求められています。
このように変化する社会情勢と増加する災害リスクに対し、治水安全度を向上する堤防や
河川構造物、砂防堰堤の設計、災害に備えたタイムライン、浸水想定区域図の作成など、
ハード・ソフト一体となった幅広い視点で計画・設計に取り組んでいきます。
●実績|上段/件名:所在地|下段/発注者
【R4 静岡県静岡土木事務所】
坂本川砂防等調査に伴う測量・設計業務
黒俣川・仙俣川の河川災害調査に伴う測量・設計業務
令和4年9月の台風15号により、線状降水帯に覆われた静岡県では、12時間降水量の日最大値
404.5ミリという観測史上1位を記録しました。
本業務は、台風15号により被災した3河川(坂本川、黒俣川、仙俣川)について、護岸工の災害復
旧の設計を行いました。
災害復旧に関する設計プロセスは、現場確認→被災原因の推定→対策検討と進めていきます。
現場では、被災範囲・被災状況を確認するとともに写真撮影を行い、査定設計書の添付写真とし
てとりまとめました。
被災原因については、今回対象の各河川ともに、山間部の急流河川という特徴から、出水時の高
流速により、河床洗掘等が発生し護岸の崩壊に至ったものと推定しました。
対策工法は、被災した施設を原形に復旧することを基本としています。しかし、極端な河床洗掘によ
り原形に復旧することが不可能であるため、基礎を深くしたり、根固め工や張コンクリートを設置するな
ど、従前の効用(防災機能)が図られる形状で復旧しました。
仙俣川の施工計画では、山間部の等高線を確認し500m程度上流から被災箇所までの工事用
道路を計画し、安全に施工ができる搬入・搬出ルートの計画を立案しました。
愛知県知多建設事務所
>> 河川局部改修工事の内設計及び測量業務
愛知県知多建設事務所
>> 緊急防災砂防工事の内設計及び測量業務