英語のEducationは「才能を引き出す」という意味があります。日本語の「教育」はむしろTrainingに近く、訓練や養成といったニュアンスが感じられます。
中央コンサルタンツ流儀の教育は、どちらでもありません。教える側も教えられる側も、共に学び努力して更に伸びていくという双方的な考え方が、「共育」です。
自分では「これがベスト」と思っても、まだまだ他にもいい解決策があるかもしれません。また、「万策尽きた」ように見えても、まだ打つ手はあるものです。
言い換えると、自分一人の判断で決めないで、いろいろな人の意見を聞いてみることも必要であると言うこと。
打つ手は必ずあり、道は拓かれる。Never Give Up精神です。
「材」には原料になるという根本的な意味があります。それに対し「財」には、人間の物質的・精神的生活に何らかの効用を与えるものという意味があり、これを企業に置き換えたときに大きな違いが生じます。
中央コンサルタンツは社員を財産と考え「人財」と表記し、企業開発のための努力と投資を行い続けます。
人間力とは、人を惹きつける力です。そして、その力の源は一人ひとりが持つ「熱量」です。
言い換えると、夢とロマンの現実に向け、誠実に、力強く「行動」する、十人十色の「姿」です。
中央コンサルタンツの社員は、技術者として、組織人として、社会人としての成長を果たすなかで、独創性のある人間力を高めていきます。
会社の設備、技術力、財務体質に至るまで、すべてにおいて一流をめざしています。そしてその本質は、社員一人ひとりが“一流”になることにあります。
社員一人ひとりが仕事を通じ、社会貢献の自覚を持ち、誇りにできる会社にすれば、おのずとまわりは一流となります。
そして、“運”も味方に付ける努力をします。“運”も実力の内だと考えています。
100円の品物を100円で買ってくださるのが顧客であり、50円で買おうとするのは顧客ではありません。技術力と成果物を欲し、かつ正当に評価してくださる方が本当の顧客です。
顧客第一主義とは顧客の望まれることは常に正しいという前提に立って、まずそれを実現するために全社的にあらゆる努力を払い、できる限りの技術と成果を提供して、然る後に値打ちを認めていただくということを意味します。
精鋭を辞書で引くと、概ね「選り抜きの優れて強い者」と書かれています。しかし、全員が精鋭たり得るのか、となると現実にはあり得ません。
中央コンサルタンツ流儀の「総精鋭」とは、社員一人ひとりが「自分は精鋭となる」との気概を持つということです。
個人のモチベーションを喚起し、社員一人ひとりの能力が高い組織をめざすということです。
個人の仕事から経営の根幹に至るまで、企業活動すべての基本コンセプトです。
中央コンサルタンツの品格を問うものであり、中央コンサルタンツ流儀の企業哲学のなかで企業姿勢を最も端的に表している言葉です。
「60%を会社や所属部署が決めた方針に沿って組織人として行動する」、その上で「残り40%を個人の自由裁量にまかせる、その人なりの味のある動きを期待する」ということです。
言い換えると、60%とは全社共通の中央三規範であり、40%とは社員一人ひとり個別の独創性発揮を各自が設定するということです。
中央コンサルタンツは幸福のとき(好景気の時代)に「倖の種」をまきます。そして不幸のとき・苦しいとき(不景気の時代)に、10年ぐらい後に花を開かせます。しかし、幸福のときこそ楽をしてついつい不幸の種をまいてしまうため、花を開かせることは並大抵のことではありません。
硬直した組織から柔軟な発想は生まれにくいものです。組織を活性化させるために、日頃から社員が自由に意見を述べられる社風を醸成します。
一般の会議やミーティングとは異なり、好きな話題で、好きなことを発言できる席がワイガヤです。創造性開発研究の一手法である「ブレーン・ストーミング」も同義語です。
小説「三銃士」のなかに、「皆は一人のために、一人は皆のために」というセリフがあります。ここに「銃士隊」を通して組織の原点を見ることができます。
中央コンサルタンツでは、個人が組織のなかで持てる力を最大限に発揮するために、「一人ひとりの豊かなセンス」と「その個性が刺激しあえるようなチームワーク」の両面が求められます。
隣の席の社員は、向かいの席の社員は、後ろの席の社員は、などと気にかける余裕を持ち、「いざっ」というときはカバーしあえるチームワークを創り出しておきます。
中央コンサルタンツは「自分の守備範囲だけに徹する」という考え方は持ちません。そのためにも、オフィス内に仕切りはありません。
「結果は後からついてくる」という言葉があります。中央コンサルタンツもそれに似た考えを持っています。
それは「数値は実力の影。数字に一喜一憂するより実力を磨くことに専念せよ」というもの。実力でつくった数字は安定していますが、フロック(まぐれ)はすぐに底割れをします。
「簡単に済ませる」ということではなく「濃密な内容を凝縮してまとめる」という意味です。つまり、文章の編集能力と品の良いセンスを問われています。
そして英語の基本的な構文のように、初めに結論を述べ、以下にその理由となる背景を記述し、読む人がスッキリと理解できる記述形式を原則としています。
中央コンサルタンツでは、創り出した商品を「成果品」と呼んでいます。社員一人ひとりが成果品と手を握り合い、知恵を出しあって、会社の全能力が盛り込まれた高品質な成果品に仕上げる組織体制としています。
設計担当社員はもちろんのこと、総務担当社員も営業担当社員も、すべての社員が何らかの形で一つひとつ成果品に関わりを持ち、社員全員が常に会社が生み出す成果品に対して深い関心を持ちます。