中央コンサルタンツ株式会社

TOPメッセージ

この地に誇る仕事
未来を見つめた豊かな人間環境の創造

 昨今、ウクライナ情勢の長期化に起因した資源価格の高騰による物価上昇や、世界各地で発生している紛争による不透明な情勢、サプライチェーンの脆弱性やサイバー攻撃など、社会的な不安が継続しています。

 一方、国内では2023年5月に新型コロナウイルス感染症が5類へ移行したことにより、3年以上続いたコロナ禍が収束に向け新たな段階に入り、社会経済活動の回復が期待されているところです。また、国内各地では地震や記録的な大雨、大雪などの自然災害が頻発しており、安全・安心な生活に寄与する持続可能な社会資本整備に携わる私達の使命は、ますます重要なものとなっています。

 このような大きな転換期を迎える中で先行きが見通しにくい情勢ではありましたが、中期事業計画の折り返し地点となる第63期につきまして、「組織力を高める最善手」を年次テーマとして業務に取り組んでまいりました結果、受注高117億5,800万円、完成高118億8,300万円を計上することが出来ました。

 今期第64期は、年次テーマを「競争力を高める最善手」としました。顧客(おきゃくさま)の立場で考え、顧客のためになる成果品をつくる力を身につけ競争力を高めます。対象となるライバルは昨日の自分であり、会社なら今ある現状と捉え、現状に満足することなく更なる高みを目指して、最善手を実践してまいります。そして、一人ひとりの知恵と全員の力を合わせて、優秀な学生の採用、若手技術者のキャリアアップ支援、社員の心身両面での健康を意識した多様な働き方と健康経営の推進に向けて、具体的な施策を展開してまいります。また、前期に引き続き取り組んでいる技術系DXに加え、事務系DXにも具体的に取り組む1年にしていきたいと考えています。

 さて、第62期に本社本店は新社屋に移転し、第63期に高松事務所は高松支店へ組織変更しました。また、第62期から全店で順次進めてきた、フリーアドレスにも対応可能なデスクへの入れ替えも第64期上期に完了しました。本社本店及び6支店の新たな組織体制と、柔軟で機能性に富んだ新たな就業環境で総合力を発揮して、顧客のご期待に応えてまいります。

 そして、2023年5月末には、第64期の事業年度のスタートにあたり、4年ぶりに全社員が一堂に会して第64期経営計画発表会を開催しました。社員同士が顔を突き合わせて語り合うことで、同じビジョンを描き同じ道を歩んでいくというダイナミズムを共有し、新たなモチベーションの高揚に繋げていくことができました。

 この高揚感を持続させ、この先まだしばらくは不透明感のある状況が続くかと思われますが、中期事業計画の総まとめとなる第65期に繋げるためにも、新たな体制と環境での更なる飛躍に向け、競争力を高める最善手を打ちながら着実に歩んでまいります。引き続き、よろしくお願い申しあげます。