構造・厚地を驚愕させた
厚さ10センチ・16冊のファイル

見せられた資料のボリュームに
入社1年目で不安が膨らむ

見せられた資料のボリュームに
入社1年目で不安が膨らむ

大学で橋梁の魅力を知り、中央コンサルタンツに入社した厚地さん。最初に先輩から膨大なボリュームの資料を見せられて不安が膨らむものの、同時に「こんなにボリュームがある資料を扱う仕事だからこそ、みんなでコミュニケーションをとりながら進める」大切さを学ぶことができました。

本店 構造部

厚地 政哉ATSUCHI Masaya

2017年入社

理工学部 社会基盤デザイン工学科 卒


Part.01

10センチのファイル16冊に驚愕する

Q

土木分野に進もうと決めた経緯を教えてください。

高校時代、大学教授による出張授業で、生活基盤を支える土木構造物の大切さについて話を聞く機会がありました。その時、まちづくりという分野の面白さを知り、社会基盤デザイン工学という学問分野に興味を持つようになりました。大学に入ってから、黙々と計算をする構造力学・構造計算の面白さに気づき、構造関連の研究室に入り、実験と解析を繰り返す毎日でした。

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厚地
Q

就活に際して、中央コンサルタンツを選んだ決め手は何でした?

専門的に研究してきた構造部門に強い会社で、名古屋を拠点とする会社、ということで中央コンサルタンツを選びました。また、他社では掲示板を中心としたコミュニケーションをとっており、会話が少ない印象に対して、弊社は会話によるコミュニケーションが比較的多かったことも決め手となりました。

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Q

実際に仕事をしてみて驚いたこととかありましたか?

最初はCAD作業や成果品の作成支援などが中心。私が構造力学を選んだのも、黙々と計算するのが嫌いではなかったからでしたが、最初に先輩から見せられた資料の量に圧倒されました。たとえば最初に任された報告書が、厚さ約10センチのファイル16冊分だと知った時には、正直驚きました(笑)。

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厚地
Q

驚いた後、どうしたんですか?

それを先輩に言ったら、「誰だって一人の仕事量は限られているので、これだけの分量のファイルを自分一人で作るのは無理。だからこそ、仕事を一人で抱え込んじゃダメだよ」と教えられ、仕事は研究と違って個人ではなく、組織として取り組むことだと深く納得しました。

それ以降は、1年目はスピードと正確性と広い視野を持つこと、2年目からは業務の内容を理解することをテーマに、少しずつ自分でできることの幅を広げていきました。

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厚地
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Part.02

2年目で任されたペデストリアンデッキ

Q

自分が成長したと思えたのはどんな仕事でしたか?

入社2年目に経験した、駅前再開発に伴うペデストリアンデッキの設計です。ペデストリアンデッキは単なる橋梁の設計ではなく、その下には駅前の道路がありますし、駅前再開発ということで商店街やバスターミナルなどのまちづくりにも関係してきます。

そのためさまざまな部署の担当者と話し合い、業務の進め方や、工程について折り合いをつける必要があり、2年目の私にはとても大変だったという印象でした。設計において右も左も分からない状況でしたが、先輩に一つひとつ確認しながら進めていきました。

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Q

当時、特別に勉強したことなどはありますか?

とにかく知識も経験もないわけですから、先輩が開いてくれる社内研修には必ず参加し、基準書はこまめに目を通すようにしていました。細かい内容まで暗記することは難しいですが、設計する上で何が大切かを知っておくことは絶対に必要だと思います。少しでも知っていれば確認することができますが、無知はミスにつながってしまいます。だからこそ、最後は経験豊富な先輩社員に見てもらっています。

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Q

その中で、特に印象に残っている仕事はありますか?

ペデストリアンデッキの設計の過程で、デザインにも配慮した設計を経験できたことです。例えば柵ですが、特殊な形状のデザインで、それを成立させるために顧客(おきゃくさま)からの要望を聞きながら、絶妙なバランスで構造計算を繰り返し、なんとか形になったものでした。ところが予算の関係で、途中で柵のデザインが変更になってしまいました。

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厚地
Q

それは残念でしたね。

コロナ禍の影響や社会情勢の変化もありましたから、仕方ないと思っています。正直なところ、私としてはせっかく時間をかけたのにという思いもありますが、こういう少し変わった業務を経験できたことは、自分の技術やノウハウとして蓄積されたわけですから、それは将来に向けて必ず自分の糧になると信じています。

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厚地
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Part.03

橋梁の仕事が大好きだから

Q

休日の過ごし方を教えてください。

橋が好きなので、個人的に好きな橋を見に行ったりしています。自分で設計に関わった橋は必ず見に行きますし、自分が関わった橋でなくても、気になる橋は少し遠出をしても見に行きます。最近、お気に入りの橋は静岡県の白糸の滝にかかる「滝見橋」。緑の中に滝と橋がマッチしてとても美しい景観を形作っています。

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厚地
Q

よほど橋梁がお好きなんですね。

橋梁も好きですし、橋の設計も好きです。設計図は、見るのも描くのも好きですし、読み込むと意外な発見があって楽しいですよ。休憩時間もだいたい設計図を眺めていたり、基準書を読んだりしているので、先輩からはときどき「厚地は仕事が趣味なの?」と言われています(笑)。

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厚地
Q

橋梁以外に今後どんなことがしたいですか?

橋はコンクリート橋と鋼橋がありますが、私個人としては今の鋼橋の設計が気に入っているので、鋼橋を極めたいと思っています。といっても、橋の下には河川があったり、橋の上には道路が通っているわけですから、これから橋梁をさらに深く知るためにも、道路や河川のこともしっかり勉強していきます!

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厚地
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