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本店流域整備部課長 荒谷豪(41歳)
技術士:建設部門(港湾及び空港)
日本は島国、だからこそエネルギーや食糧の輸入拠点である港湾や、漁業活動の拠点基地である漁港の存在は、日常生活の安定に大きな役割を担っています。
大きな港湾は日本経済の物流の要であり、小さな漁港は地域水産業の生命線です。港に大きい小さいは関係ありません。
私たちは港湾や漁港の岸壁や防波堤の設計分野に携わることで、安定的な経済活動や地域の社会活動に貢献しています。
耐震耐津波設計では数百年に一度の規模で発生する南海トラフの地震や、その後に押し寄せる津波に対し防波堤や岸壁を強固にするため、動的解析等により設計しています。
一方、高度経済成長期に整備された古い施設では波浪の影響や塩害によりコンクリートや鋼材が劣化するため補修設計を行うなど、海という自然を相手に知恵やアイデアを振り絞っています。
設計とは図面を書くだけの仕事ではありません。お客様や港の関係者の方々、設計チーム等、多くの人と人が関わり合うことで事業が進みます。土木設計の技術者とはコーディネーターだと考えています。
学生の皆さん、私はこの歳になっても仕事は興味や好奇心が重要だと思っています。一緒に土木を通じてワクワクしませんか?