水環境を守る
－やり甲斐のある仕事－

本店水環境部課長　松田俊宏（40歳）
技術士：建設部門（下水道）

水環境を守る仕事

　私は、上下水道分野に関する、管や構造物の新設設計、および近年は建築物を含む施設の耐震診断業務に従事しています。現在は、管理職という立場でチームのメンバーと共に、より良いものを生み出せるよう、日々邁進しています。

豪雨からまちを守る地下深くの管

　写真の施設は、近年多発するゲリラ豪雨への対策として、中心市街地の地下３５ｍの深さに築造した雨水貯留管の施工中の状況、および完成した管理棟の外観になります。設計から工事支援、供用開始に至るまで、およそ７年間に渡り携わらせて頂き、大変思い出に残る仕事となりました。供用開始に至るまでに何度も高い壁にぶつかりましたが、チームのメンバー、顧客、施工会社の方々と協力しながら課題を一つ一つクリアしていき、昨年、ようやく完成した施設内を見学した時は、感無量でした。普段、目に見えない地下深くで、今日も豪雨からまちを守ってくれています。

簡単ではないからこそ、達成感のある仕事

　一筋縄ではいかない設計課題に対し、日々悩み、議論を重ね最適な答えを導き出した時、またその内容を顧客に説明し、納得し良かったと言って頂いた時、何より、苦労して設計したものが現場に完成し、実際に利用され人々の豊かな暮らしに繋がっていると実感した時の、達成感は何物にも代えがたいものです。また、最近は管理職という立場から、チームのメンバーの思わぬ成長を感じた時に、小さくガッツポーズをしています。

設計エンジニアを目指す皆さんへ

　土木設計は、簡単な仕事ではありませんが、人々の暮らしを豊かにする、大変やり甲斐のある仕事です。皆さんと、一緒に設計の喜びを分かち合える日が来ることを楽しみにしています。