中央コンサルタンツ株式会社

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仕事と生きる自分
-道路設計で得た誇りと喜び-

仙台支店設計部課長 東山泰治(44歳)
技術士:建設部門(鋼構造及びコンクリート)
技術士:建設部門(道路)
技術士:建設部門(施工計画、施工設備及び積算)

道路設計は幅が広い

 私は、平成14年に入社後、約20年にわたり主に道路分野に関する設計業務に携わってきました。道路分野には、幹線道路や生活道路等の生活基盤だけではなく、擁壁・函渠等の大型構造物から案内標識・落石防護柵等の附属施設まで、人々の安全と安心を支える多様な事業が含まれます。道路の技術者も同様、これら幅広い知識と各現場の課題に応じた柔軟な発想力が求められます。

意地と誇りをかけた一大プロジェクト

 これまでの業務経歴の中で、最も自身の思い出に残っている仕事は、約9年前に担当した東名高速道路における舘山寺スマートインターチェンジ(本線直結型)の設計業務です。技術士の資格を取得後、初めて管理技術者として携わり、約1年と短い業務工期の中、NEXCO、浜松市、測量・地質会社等との多様な関係事業者との協議調整の下、ルート検討から詳細設計まで、一連の設計業務を実施しました。また、その4年後に工事が竣工し、開通式に招待頂いた経験は、技術者としての誇りであり、今でも忘れられない貴重な思い出となっています。

仲間と分かち合う喜び

 プロの技術者には、高度な技術力の他に、円滑に業務を実施するためのマネジメント力、コミュニケーション力など、様々な能力が必要となります。中でも、仕事を受注するために記載する提案書は、個人のみならず、企業の技術力をアピールする総力戦になります。苦労して得た受注は、仲間と分かち合う最大の喜びであり、長い仕事人生におけるやり甲斐となっています。

地図に残る仕事

 自身で設計した道路が地図に残る、完成した道路を使って家族と旅行に行く、土木の仕事には人それぞれに色々な楽しみ方があります。皆様とこの喜びを分かち合える日を楽しみにしております。

舘山寺SIC下り線