自然を舞台に技術を磨く
－知的好奇心を満たせる仕事－

東京支店設計2部課長　錦織庄吾（44歳）
技術士：建設部門（港湾及び空港）

人と海との素晴らしい関係性を

　四方を海に囲まれた島国である日本にとって、海は我々に海外諸国との繋がりや国内の経済活動の場、漁業を通じた海の恵といった多くをもたらしてくれます。反面、地震発生後の津波や台風時の高波が発生したときには、逆らうことのできない大きな存在でもあります。
　私たちは港湾や漁港の計画や構造物設計を通じて、人と海とがより良い関係を続けていくため、港湾整備や防災・減災のための社会資本整備に取り組んでいます。

相手は自然そのもの

　港湾分野の設計では、土質調査の結果や波浪観測データ等を用いて、経験工学として培われてきた既往の知見を駆使して安全な構造物を設計します。技術者として忘れてはならない考えとして、相手は自然そのものであり、数値や数式はそれを表現するものに過ぎないことです。
　私自身、技術者のスタートラインに立ってから２０年以上が経過しましたが、設計では現場によって配慮すべき事柄は様々で、常に新しい発見があり飽きることはありません。

エンジニアを志すみなさんへ

　一歩外に踏み出せば、全ては自然科学、土木の世界だと思います。目に映るもの全てに疑問と好奇心を感じることで、知識や理解はどこまでも広がりを持ち始めます。
　広く、深く、楽しく、自然が舞台となる仕事を通じて一緒に技術を磨きましょう。 。