上下水道
上下水道
社会基盤を支える重要なライフラインである上下水道の維持・整備では、人口減少に伴う収益の減少や老朽化施設の増大、頻発する地震被害等、「人、モノ、カネ」の課題に直面しています。
それら多くの課題を抱える中、災害に強く、持続可能な上下水道の機能を確保するため、上下水道の一体化として、今年、水道行政を国土交通省に移管するという舵が切られました。
私たちはそれを担う一員として、ストックマネジメントや内水解析、耐震・耐水等に加えて広域化、官民連携、DX導入にも果敢に挑戦し、信頼される建設コンサルタントを目指していきます。
●実績|上段/件名:所在地|下段/発注者
【R4 神奈川県流域下水道整備事務所】
相模川流域下水道右岸処理区浸水検証業務
近年の豪雨等に伴い汚水管への雨天時浸入水が増加しており、処理場の処理能力を大幅に超過した下水流出量の流入により、下水処理への影響が懸念されています。本業務では、神奈川県の相模川流域下水道右岸処理区を対象に、処理場への雨天時浸入水の流入量を想定し、当該エリアの浸水要因を究明したうえで、効果的な貯留施設の設置による処理場の機能確保について検討を行いました。
過去の浸水被害を検証するため、流域下水道における流出解析モデルと放流先の雨水排水路を含めた二種の既往モデルを統合し、右岸処理区全体の状況を反映した新たな検証モデルを構築しました。次に、当該流域および処理場周辺における令和元年台風19号の当時の流況を可能な限り再現したシミュレーションを行うことで、処理場への雨天時流入水の流入状況を踏まえた浸水要
因を整理しました。
処理場の機能保全に関する検討としては、必要となる貯留施設の規模や配置をシミュレーションにより検証し関連市町への雨天時浸入水対策の必要性を提唱しました。
熊本県熊本市上下水道局
>> 不明水対策事業基本計画策定業務
滋賀県北部流域下水道事務所
>> 東北部処理区雨天時浸入水対策計画策定業務
静岡県沼津土木事務所
>> 狩野川東部流域下水道改築雨天時浸入水対策検討